上智大学校歌

     撃滅の拍手

 各種の応援において応援歌や学生歌、紀尾井節、連続三動作を用いていたが、それだけでは応援の種類が足りないと感じた当時の団員達によって考案されたのが撃滅の拍手である。

 一拍子から始まり、二・二拍子、一・三拍子、三・三・七拍子、そして乱打と高みに登っていく拍手である。最も長く、最も豪快な拍手であるが、この拍手のリーダーを執るのは並大抵なことではない。
 

 

 

 

 元々は上南戦に勝利して四ツ谷のキャンパスに凱旋する時に歌われた曲らしい。
 しかしながらその後歌われなくなり、歌詞とメロディー、リーダーの振りのみが代々リーダー部に伝わっていた(当初は吹奏楽の楽譜も存在したらしいが、現在では当時の楽譜を見つけ出すことはできない)。
 2001年に当時二年団員だった西野剛弘(第44代団長)が復活に向けて吹奏楽部・チアリーディング部を巻き込んで動き出す。吹奏楽部の山崎貴士(第43代吹奏楽副部長)にメロディーを譜面におこして貰い、チアリーディング部の野村未来(第43代財務部長)にチアの振りを考えて貰う。その結果、現在では各種応援で勝利した時に歌われるようになった。
 しかしながら長らくリーダー部に口承で伝わる中でメロディーに微妙な差が出ていたらしく、現在のものは当初のものとはメロディーが少し違うものとなっている。

凱歌
一、紫雲こめたる 四谷台
  敷寝の床に 幾星霜
  数多の試練 乗り越えて
  歓喜の涙 流るらん
  覇業なりにし 此の時に
  いまぞ讃えん荒鷲を
  ソフィア ソフィア ソフィア 

二、見よ同期の 若人が
  鷲の羽音に 奮い立ち
  隅なき月の影のもと
  血潮で染めし 金字塔
  覇業なりにし 此の時に
  いまぞ讃えん荒鷲を
  ソフィア ソフィア ソフィア 

三、開け黎明の 鐘の音
  紀尾井の杜の あわれし
  真田の濠に 狼火たち
  なめし苦杯ぞ 今は夢
  覇業なりにし 此の時に
  いまぞ讃えん荒鷲を
  ソフィア ソフィア ソフィア
各種応援のエール交換や、様々な会を締め括る際によく歌われる曲である。位置づけとしては校歌と同等か、それに継ぐ重みを持つ曲である。その為、基本的には歴代幹部がリーダーをふることになっている(近年リーダー部の人数減少によりその伝統は崩れつつはある)。
厳かな雰囲気を出す校歌とはまったく違い、その爽やかなメロディーと、口ずさみたくなる軽快なリズムは数ある上智大学応援団の歌の中で、一番ソフィアを象徴する歌であろう。
また、学生歌のみチアがバトンを使う。その華麗なバトンさばきもぜひ目にして頂きたい。
学生歌 (作詞 野路弘一 作曲 平野浩) 
一、風はかおりて ああ陽はみてり
  緑したたる ソフィアの杜に
  自由と正義の 血潮ぞ燃ゆる
  肩をくみ
  ともに唄わん ソフィアの歌を
  ソフィア ソフィア 我等が学府
  おお ソフィア おお我等が学府

二、眉にみなぎる 久遠の真理
  ああ若人よ きよらに伸びよ
  青春の息吹 瞳ぞ燃ゆる
  胸を張り
  ともに進まん ソフィアの友よ
  ソフィア ソフィア 心の学府
  おお ソフィア おお心の学府

三、きらめく太陽 雄々しき力
  紺碧の空 若さあふるる
  いざや 我等の心ぞ燃ゆる
  羽ばたきて
  ともに巣立たん ソフィアの鷲よ
  ソフィア ソフィア 久遠なる学府
  おお ソフィア おお久遠なる学府
一、見よ永遠に 春甦る
  緑の樹響 高鳴るほとり
  やすらに憩う ソフィアの鷲の
  まなざし射るは Lux Veritatis
  おお荘厳の学府 ソフィア
  うるわしの アルマ・マーテル ソフィア 

二、聞け黎明の 天翔けりゆく
  鷲の翼の 空打つひびき
  はがいに集う 生命の群の
  めざす行手は Lux Veritatis
  おお荘厳の学府 ソフィア
  うるわしの アルマ・マーテル ソフィア 

三、行け混濁を 闇打ち啓き
  鷲のみちびく 輝く方へ
  燃ゆる心に 固く結びて
  叫べとどろに Lux Veritatis
  おお荘厳の学府 ソフィア
  うるわしの アルマ・マーテル ソフィア

応援メドレーの曲目構成

狙い撃ち
  ↓
ポパイ
  ↓
ランナー
  ↓
ソフィアマーチ

  拍手紹介

          連続三動作

 メドレーの入りなど、ここ一番で盛り上げたいときに使われる演舞。

 リーダーは「そーれソフィア。よっ。」から、隊形の「ソフィア」と「がんばれ」の連呼に合わせ、基本動作を連続で行った後に、乱打・四股立ちに持っていく
一時使われなくなっていたが、2006年から復活。

     荒鷲の拍手鷲の拍手
鷲をイメージしたこの拍手はまず乱打から始まり、一拍子、二拍子、三拍子、そして最後に「ソ・フィ・ア・押忍!」のかけ声で終わる。シンプルではあるが、最も我が上智大学応援団を象徴する拍手だ。
 鷲の鉤爪に似せた掌、各拍子の最後の乱打とその後に高く舞う姿はまさに鷲が獲物を射止めた瞬間を余すところなく表している。

 昔は野球などの応援でも使われていたが、現在では荒鷲の集いの時のみ行われる演武となっている。


 
 

結団当初には校歌・応援歌・学生歌の三つの歌があった我が応援団であるが、自分たち独自で新たな応援歌を作りたい、との思いがあった。
そうした経緯から当時の団員の学友を巻き込んで考案されたのがこの第二応援歌である。
当時教育学科にいた増淵幸男氏に作曲を依頼している。
非常にスマートなリーダーの振りと、リーダーと隊形全員が繰り出す突きの破壊力が最大の見所である。
同時にチアの華麗なフラッグさばきもぜひ見て頂きたい。

第二応援歌「闘魂上智」
 (作詞:不明 作曲:増淵 幸男)
一、空は澄みたり みなぎる力
  我等が守り 愛の十字架
  荒鷲の旗 高く起こりて
  精鋭の覇気 天に充つ時
  勝利の女神 我等に微笑む
  おお 上智 闘魂 上智
  おお 上智 闘魂 上智

二、紀尾井の杜に 渦巻く闘志
  若き血潮の 不屈の勝利
  力と技と 誠をもちて
  上智健児の 意気上がる時
  永遠なる栄冠 我等に輝く
  おお 上智 闘魂 上智
  おお 上智 闘魂 上智
我が応援団の二つある応援歌のうちの一つ。応援団が結団された当初からある歌である。
現在では主に一番下の学年の者が振るのが慣例となっている。
見所は途中で入る払いと二連続の突きである。

応援歌(作詞:松本寛  作曲:秀島成智)

一、いざ進まん 黒き大地を
  逞しき若人 限りなき生命の息吹
  樹霊せよ 我等が賛歌
      紀尾井の杜の彼方まで
      樹霊せよ 我等が賛歌
      紀尾井の杜の彼方まで

二、いざ舞わん 高きみ空に
  金色の荒鷲 秘められし闘志の炎
  樹霊せよ 我等が賛歌
  紀尾井の杜の彼方まで
  樹霊せよ 我等が賛歌
  紀尾井の杜の彼方まで

応援メドレー


 我が応援団の誇る唯一の応援団節。

 当初は「上智大学ノーエ節」として行われていたが、後に紀尾井節となり、野球応援の際にも行われていた演武である。

 現在では団長のいる年にのみ主に荒鷲の集いにて行われる演武である。

 上智大学応援団におけるあらゆる動きを凝縮したこの演武は、まさに当団が誇る代表的な演武と言っても過言ではないだろう。

 また、歌の後に行われる団長創作の三・三・七拍子も見所である。

紀尾井節
一、西に霊峰 ノーエ
  真白き富士をよ
  仰ぎてここに ノーエ
  集いし 荒鷲 あノーエ

二、紀尾井の杜で ノーエ
  鍛えし体をよ
  今ぞ見せなん ノーエ
  ソフィアの荒鷲 あノーエ

三、鷲のマークは ノーエ
  伊達には付けぬぞよ
  これぞ上智の ノーエ
  意気なる荒鷲 あノーエ

四、時代の風に ノーエ
  翼を広げてよ
  高く羽ばたけ ノーエ
  紀尾井の荒鷲 あノーエ

五、可愛いあの子にゃ ノーエ
  かないわせぬがよ
  男度胸なら ノーエ 
  ドンと来いドンと来い あノーエ

六、義理と人情じゃ ノーエ
  誰にも負けぬぞよ
  男一匹 ノーエ
  応援団応援団 あノーエ
     勝利の拍手

 かつては様々な試合において勝利した際に行われていた演武であるが、現在では上南戦で勝った時のみ演じられる拍手である。その為、目にする機会は一番少ない拍手である。
*現在では各種試合で勝った場合には凱歌が使われる。

 乱拍子から始まり、一拍子、二拍子、二・二拍子、三・三・七拍子へとつながるこの拍手は勝利の余韻に浸る拍手としてはまさに最適であろう。7回連続の突きと反りが見どころだ。


 
 

 
準備中 


 現在では荒鷲の集いの最後に1番と4番を歌うだけになってしまった曲。その由来等は不明である(現在調査中)。
 また、上南戦が東京で行われた時のみ、南山を見送る曲としても歌われる(逆に南山で行われる場合、南山大学の「惜別の歌」が歌われる)。

愛唱歌
一、悠々富士を背に待ちて
  広漠大洋眼前に
  大平原に聳え立つ
  天をも貫く我が心
  紀尾井が男児の意気を見よ 

二、僅かの月影頼みとし
  袂を葉露に濡らし行く
  如何に行く手は険しくも
  己れが胸に秘められし
  理想に向かいて邁進す

三、幾歳月は移り行き
  幾人我を去りぬとも
  四周の青山永遠に
  碧水流れて注ぎ行く
  世の無常を思うなり

四、東月頭上に登り行き
  周りの白く冴えわたる
  枯野に美酒を持ち出でて
  月を相手に杯を干す
  ああ人生を語り行く

学生への公募によって歌詞が選ばれ、それに曲をつけたできたのが我が上智大学の校歌。真理を目指してひたむきに突き進むソフィアンの姿を校章の鷲にたとえ、そのソフィアらしさを歌っている。リーダーもその歌詞に合わせる形で鷲をイメージした振りとなっている。現在では団長のみがリーダーを振ることが許されている曲である。さらに、校歌の後にはエール(フレ フレ ソフィア)が入る。

※上智大学応援団ではエールの際は「上智」ではなく、大学の正式名称に合わせて「ソフィア」でエールをきることになっている。

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